言語化へのアプローチ

この章では、カードとの向き合い方や質問の意図とメッセージの受け取り方について、初心者向けに話します。

オラクルカードやタロットカードを使う際、質問がうまく言語化できないこともあります。漠然とした不安に囚われている時は特にそうでしょう。そんな時は、無理に質問を明確にしようとする必要はありません。

例えば「必要なメッセージが欲しい」という意図を持つだけで実は十分なのです。カードはその意図に応じて、その瞬間に必要な言葉やヒントを届けてくれます。何を問いたいのか明確でなくとも、カードを引くことで自分も気づいていなかった感情や思いが引き出されることもあるのです。

また、カードのメッセージを読み取る際、特に初めのうちはガイドブックや書籍、インターネット上で書かれた意味をそのまま受け取っても構いません。厳密なルールはありません。その言葉に対して感じることや浮かび上がってくるイメージを大切にし、少しずつ自分の解釈を重ねていくことで、カードとの対話がより深まります。

もし、カードのメッセージに対して違和感を覚えたけれどそれをうまく言語化できない場合は、感じたことを簡潔にメモしておくことをお勧めします。その時には「なぜか引っかかる」「何かが気になる」「モヤモヤする」という曖昧な言葉でも構いません。

時間が経つにつれ、その違和感の意味が少しずつ明確になり、今の自分に必要なテーマや解決すべき課題として見えてくることもあります。ノートに残した言葉は、あとで読み返すことで新たな発見や気づきのヒントとなるのです。

このように、カードは「正解」や「答え」を求める道具というよりも、自分自身と対話を重ね、少しずつ内面を整理し、必要なメッセージを受け取るための「パートナー」として存在しています。

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